2016年08月03日

販売開始

文学フリマ札幌で頒布しましたダリオ・トナーニ『明日は別の世界』とエミリオ・サルガーリ『月をめざして』ですが、盛林堂書房さんの通販サイトで販売が始まりました。よろしくお願いいたします。数に限りがありますので、お早めに。
http://seirindousyobou.cart.fc2.com/



ラベル:SF イタリア
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2015年08月08日

世の終わりの真珠



拙訳のルカ・マサーリ著『世の終わりの真珠』(シーライトパブリッシング)が刊行されました。

古来よりラクダは砂漠の船だった……というわけで、『モンド9』の砂漠の船の次は、これまた砂漠の船が登場するお話です。といってもラクダではなく(ラクダもたくさん登場しますが)、怪しげなテクノロジーが生み出した奇怪な船でもなく、主役並の活躍を見せるのは、まさに機械のラクダ。20世紀の発明、半装軌車(後輪を無限軌道に取り替えた車)です。

あらすじはこんな感じ。
第一次大戦終結後、トリエステという出自が災いして、イタリア軍にもオーストリア軍にも雇ってもらえず、モナコのカジノでバーテンダー見習いになった元飛行士マッテオ・カンピーニ。ひょんなことから、フランスの自動車会社経営者シトロエンと同業者ルノーとの賭けに巻き込まれ、シトロエンとともに自動車でサハラ砂漠横断に挑むことになる。自動車と言っても並の自動車ではない。後輪を無限軌道に取り替えた半装軌車だ。こうして上司のバーテンダーと、カジノのダンサーも一緒に、砂漠クルーズへ出発。だが、彼らを待ち受けていたのは、自然の驚異だけではなかった。人類の運命に関わる恐ろしい陰謀に、彼らは否応なく巻き込まれてしまう。

砂漠、洞窟、襲いくる謎の部隊、助けてくれる現地の部族など、お約束でいっぱいの冒険ものハリウッド映画を強く意識したような、古式ゆかしい秘境冒険+イスラム+SF要素という感じです。帯のコピーには「ヨーロピアン」とありますが、実際はインディアナ・ジョーンズとかロマンシング・ストーンとかを観ているような気分に。キャラものの側面も強く、その辺は意識して訳すように心がけましたが、うまく表現できたかどうか…。あとは何と言っても車。物語の前半では車の描写がやたらと細かいし、細かな部分が話の展開にも関わってきます。この辺は『時鐘の翼』での飛行機と同じです。前半の緻密さと後半の駆け足気味な展開は相変わらずですが、それが結果的に功を奏し、600頁を越える長さもだれることなく読めるのではないかと思います。またスティーヴン・キングほどではないにせよ、固有名詞が随所に登場し、時代の雰囲気を大いに盛り立てています。

本書にはアラビア語が多少登場します。アラビア文字については独立形がなんとか識別できるくらいで、語学に精進する時間もなかったので、友人に専門の研究者を紹介してもらい、力を貸していただきました。原文のアラビア語やローマナイズされた文には怪しい部分もあり、許容できる部分はできるだけ残し、完全に間違っている部分には修正を加えています。

ともかくシリーズものの作品が途中で出なくなるというのは嫌なので、前作『時鐘の翼』と直接話がつながっているわけではないのですが、本書を出すことができただけでもよかったと思います。

ラベル:SF イタリア
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2015年04月19日

『モレル谷の奇蹟』と『奇蹟のディスク』



ディーノ・ブッツァーティ『モレル谷の奇蹟』(中山エツコ訳、河出書房新社、2015年)。聖女リータへの奉納画という設定の幻想的な画文集。この翻訳が出るのはうれしい。原書も持っているけれど、翻訳で読めるのはありがたいことです。今後もどんどんブッツァーティが訳されることを期待します。

原書はこちら。Dino Buzzati『I miracoli di val Morel』
日本語版はハードカバーのしっかりした本だけれど、原書はソフトカバーのペラペラの本です。


で、この作品にインスピレーションを得て制作されたのが、音楽グループPiccola Bottega Baltazarのコンセプトアルバム『Il disco dei miracoli』(奇蹟のディスク)です。



Piccola Bottega Baltazarは主に映画や演劇の音楽を制作しているグループで、アルバム『Il disco dei miracoli』は2007年のイタリアインディペンデント音楽賞(P.I.M.I. Premio italiano musica indipendente)の候補20枚に選ばれました。最近ではアンドレア・セグレ監督の『La prima neve』(日本では「初雪」の邦題で「イタリア映画祭2014」で上映されました)の音楽を担当しています。

アルバムの何曲かをyoutubeで聴くことができます。



この動画では、「Il Colombre」(0:00〜2:34辺り)と「Santa Rita e la falce della luna」(2:34〜5:50辺り)「Gli amanti di val Morel」(5:50辺り〜)の3曲が聴けます。

他にもいくつかアルバムの曲を。
ヴォーカル曲の「La contessina Bacigalupo (inseguita dallo stesso)」


「Le formiche mentali」


「Stregato da un sorriso」



Piccola Bottega Baltazarのオフィシャルサイト
http://www.piccolabottegabaltazar.it/


ラベル:イタリア 音楽
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2015年04月17日

『ムジカヴィータ・イタリア』第8号



イタリア音楽専門誌『ムジカヴィータ・イタリア』第8号、いよいよ今月末頃に発売です。amazonではすでに予約が始まっています。特集記事は、テレビ番組「小さな村の物語 イタリア」の主題歌「L'Appuntamento」でおなじみのオルネラ・ヴァノーニ、それからエロス・ラマゾッティ。私は翻訳協力と連載コラム「音楽の合間に読書」で参加しています。このコラムは、イタリアの音楽と関わりのある本を毎回一冊取り上げるというものです。おたのしみに。

ラベル:音楽 イタリア
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2015年03月26日

『SFが読みたい!2015年度版』



『SFが読みたい!2015年度版』(早川書房)のベストSF2014海外篇で、拙訳のダリオ・トナーニ著『モンド9』(シーライトパブリッシング刊)が10位に選ばれました。ここまで評価していただけたというのは、作品の持っている力と、応援してくださった皆様のおかげです。ありがとうございました。

mondo_cover_ss.jpg

ラベル:SF
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2014年12月05日

『ムジカヴィータ・イタリア』第7号



お知らせが遅くなりましたが、『ムジカヴィータ・イタリア』第7号がすでに発売中です。特集はアンドレア・ボチェッリとジョルジア。私も本の紹介コラムで参加しています(今回は、クルト・ラスヴィッツ「シャボン玉の世界で」の紹介)。どうぞよろしく。

ラベル: 音楽 イタリア
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2014年08月22日

『ムジカヴィータ・イタリア』第6号



発売日前ですが、すでにamazonで購入可能になっているイタリア音楽専門誌『ムジカヴィータ・イタリア』第6号。私も翻訳協力やコラムで参加しています。どうぞよろしく。今号はファブリツィオ・デ・アンドレとPFMの二大特集。どちらも大好きなミュージシャン、バンドですので、私も一読者として楽しませてもらいました。大学生の頃、イタリア語のゼミで、自分の好きな文章を持ち寄ってみんなで読むという企画があって、デ・アンドレの「La canzone di Marinella」の歌詞など(他に、アレアの「Luglio, agosto, settembre (nero)」とか)を持っていったことを思い出します。

ラベル:音楽 イタリア
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2014年05月02日

『ムジカヴィータ・イタリア』5号



イタリア音楽専門誌『ムジカヴィータ・イタリア』5号が4月30日に発売されました。今号はラウラ・パウジーニとバンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソの二大特集。私はいつもの連載コラムを書いてます。どうぞよろしく。
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2014年02月23日

『モンド9』発売



ダリオ・トナーニ著『モンド9』(シーライトパブリッシング刊)が発売になりました。どうぞよろしく。amazon.co.jpでずいぶん前に予約したのにまだ発送されないとの声が届いていますが、なぜなのかは私もよく分かりません。申し訳ありませんが、もう少々お待ちください。他の書店やネット書店(例えばhontoとか→hontoへリンク)には入荷しているようですので、そちらの方でもよろしくお願いします。
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2014年01月13日

『ムジカヴィータ・イタリア』4号



イタリア音楽専門誌『ムジカヴィータ・イタリア』第4号がamazonで予約開始だそうです。今回は大御所カンタウトーレClaudio Baglioni特集です。私は書籍紹介の連載コラムと翻訳協力で参加しています。発売は2月8日です。どうぞよろしく。現時点ではまだ4号の情報は載っていませんが、オフィシャルサイトはこちら(→リンク
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2013年12月16日

予約開始



『モンド9』の表紙ができました。「9」の字が目立って、面白いですね。早々とamazon.co.jpでは予約もすでに始まっています。他のネット書店でもそのうち登録されることになるのではないかと思います。

Si può già prenotare Mondo9 in giapponese su amazon.co.jp!
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2013年12月15日

発行日

Dario Tonani著『モンド9』(Mondo9)の発行日が、来年2月22日に決まりました。とはいえまだ予定ですので、不慮のトラブル等々で延びる可能性もなきにしもあらずですので、そのうち出るだろう、という感じで気長にお待ちください。そのうちこのブログでも『モンド9』の細かな紹介をしたいと思います。
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2013年12月11日

新刊



新刊と言えるのかどうかわかりませんが、2011年に電子書籍+三省堂オンデマンド書籍として刊行された『ブティックの女』が、普通の紙の書籍(という言い方も何か変ですが)として再び刊行されました。中身は電子書籍版と変わっていないと思いますが、どうぞよろしく。詳細は出版社のページまでどうぞ(リンクはこちら)。
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2013年09月04日

『S-Fマガジン』10月号



『S-Fマガジン』2013年10月号(早川書房)の新刊レビュー「SF BOOK SCOPE」のコーナーで、『時鐘の翼』が取り上げられました。ありがとうございます。

カルヴィーノやブッツァーティ、近年ではベンニといった作家を除けば(ちなみにベンニは90年代に何度かイタリアのSF賞である「イタリア賞」にノミネートされています)、イタリアのSFプロパー作品の邦訳はわずかで、目立った作品と言えば60、70年代に出たアルダーノ『第四次元』やリベンツィ『狂った星』くらいでしょうか。そんな中、『時鐘の翼』は久々のイタリアのSFプロパー作品の邦訳であり、SF専門誌で取り上げていただけたのは大変嬉しいことです。今後もイタリアSF小説の紹介・翻訳を続けていけたなら幸せです。
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2013年08月02日

新刊



新刊『時鐘の翼』発売になりました。90年代のイタリア産SF小説です。関心のある方はどうぞよろしく。詳しいあらすじはこちらへ(→リンク)。
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2013年06月30日

『ムジカヴィータ・イタリア』2号



イタリアポピュラー音楽専門誌『ムジカヴィータ・イタリア(Musicavita Italia)』2号が発売になりました。今回はジリオラ・チンクエッティ特集と先日行なわれた「イタリアン・プログレッシヴ・ロック・フェスティヴァル」のライブレビューとインタビューが目玉。マクソフォーネ、ムゼオ・ローゼンバッハ、ロヴェッショ・デッラ・メダーリャ、フォルムラ・トレ、アレア等、大御所バンドのミュージシャンたちが元気な姿を見せてくれます。

私はチンクエッティ・バイオグラフィーの一部翻訳と書籍コラムで参加しています。ぜひどうぞ。
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2013年05月28日

『SFマガジン』7月号



『SFマガジン』2013年7月号を購入。「SF BOOK SCOPE」のページで、サルガーリ『二十一世紀の驚異』も取り上げられていました! 驚きです。ありがとうございます。今後の日本におけるイタリアSF翻訳出版をわずかでも活発にしていくためにぜひ売れてほしい本ですので、販路の少ない書籍ですがどうぞよろしく。詳しい書籍購入情報は出版社のページへどうぞ。(→こちらへ

今号はコニー・ウィリス特集なのだけれど、『ドゥームズデイ・ブック』しかまだ読んでいなかった…。
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2013年04月27日

新刊



私の訳したサルガーリ『二十一世紀の驚異』がシーライトパブリッシング社から刊行になりました。電子書籍版と三省堂オンデマンド書籍版(紙の書籍)があります。詳しくは出版社のサイトをご覧ください(リンクはこちら)。オンデマンド版はこちらで購入できます。どうぞよろしく。(※オンデマンド版はamazonでは購入できないようですのでご注意ください)

イタリアのSF小説で翻訳したいものはいろいろあるのですが、古典である本書はぜひ訳しておきたい一冊だったので、実現してとても嬉しいです。
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2013年03月25日

ムジカヴィータ・イタリア



イタリア・ポピュラー音楽専門誌『ムジカヴィータ・イタリア』が3月27日に創刊です。私もコラムをほんのちょっとだけ書いてます。音楽好きの方は気が向いたらよろしく! 書店流通はないそうなので、マニアックなCD屋かネット通販でお買い求めください。詳細は編集長のサイトまで。リンクはこちらです。
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2012年08月31日

新刊



拙訳の新刊が発売中です。サッカー好きの方はぜひどうぞ。
詳しくは出版社のサイトで↓。

http://www.takeshobo.co.jp/book_d/shohin/5012801
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