2013年11月15日

L'algoritmo bianco

algoritmo_1.jpg

久々の「イタリアの本棚」の更新。今回はダリオ・トナーニ(Dario Tonani)のSFノワール『L'algoritmo bianco』です(■リンクはこちら→)。

ちょうど同著者『Mondo9』の訳出作業ラストスパート中ですので、この勢いで次回の「イタリアの本棚」もトナーニ作品を取り上げるかもしれません(Toxic@かも。まだ決めてませんが)。今回の『L'algoritmo bianco』は、『Infect@』に続く近未来ミラノのSFノワール。サイバーパンクに分類される作品ですが、それよりも体を張った肉体アクションの方が印象的でした。血が出たり、骨折れたり。その辺はまさにトナーニ節なのでしょう。おまけになんだかディックっぽい部分も時々。『アルファ系衛星の氏族たち』が登場するし、抗ウイルス薬になるまともな文章がなくて、缶詰や食品パッケージの説明書きや成分表を読んで、なんとかウィルスの活動を抑えようとするところなど、状況はまったく違いますが『ユービック』をふと思い出しました。

ぜひ翻訳したい一作ですが(とはいえ出すなら絶対『Infect@』が先でしょう)、時々出てくる言語表現がちょっとやっかいで、

例えばこんなのとか。
algoritmo_t1.jpg

こんなのとかも。
algoritmo_t2.jpg

「こんなセリフ、日本語にするの無理」と思いつつ、同時に「そもそも無理なのだから、いろいろ遊べる、実験できる」と思ったり。


posted by こにりょ at 18:43| Comment(0) | イタリア語の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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